トラブル急増(月払制作)

月払ホームページ制作のトラブル急増

最近、非常に問い合わせが増えている件ですが、月払での制作契約についてご説明をさせていただければと思います。

まず、初めに制作費の原価は、ほぼ人件費と言って過言ではありません。
AIによる自動化したプログラムであれば、月額固定でも与えられたミッションを完遂することが可能だと思います。
しかし、人の手によって作業される、ウェブデザインの制作では人件費を固定化することは難しいものです。

契約解除がしにくい

ホームページ制作事業者は、ビジネスとして作業を請け負っているため、赤字として受託することはありません。
すなわち、完全月払で引き受けた場合、初期の制作費用を回収するまでは契約を解除されては困るのです。

『最低契約期間 = 制作費用として割り当て』

最低契約期間終了後は、丸々利益が出る仕組みを取り入れているケースがほとんどです。
そして、契約の解除を困難にさせる手法を取っております。

ここで困ったことが・・・

本来作ってしまえば終わりですが、制作事業者にとって定期的な収入源は非常にありがたいものです。
※『保守』や『コンサルティング』という名目で、納品後も費用請求する業者もございます。
保守&コンサルティングを遂行してくれる業者は問題ありません。(作業をしないのに請求のみが問題です)

近年サブスクリプション(サブスク=月払)が増えるのは、事業基盤の安定化を目指したことだと言えます。

しかし、依頼者側の立場になると、ここに落とし穴があります。(安易に契約解除できない仕組みをとっている)

  1. ドメイン取得&管理費込み
  2. サーバー代込み
  3. 月の更新サポートあり

とPRしている企業がほとんどでは無いでしょうか?

特に、問題なのが『ドメイン』です。
ドメイン&サーバーを自社で用意しても年1万円程度です。(ドメインだけなら99円〜)
「複雑だから代理で取得してもらえると助かる」
と思われたら間違いです。

ドメイン = 登記(名称所有権)
サーバー = 駐車場(ウェブサイトを公開するためのスペース)

サーバーは、乗り換えが可能ですが・・・
ドメインは、古いほどSEOの効果も高く、クライアント様にアドレス(URL)を伝えている場合には、変更することはさらに難しくなります。

ドメインには、代理取得という概念が無く、申請者がすなわなち所有者になります。
※ただし、co.jp などの法人登記簿などが必要なドメイン&ケースは除く。

契約解除を申し込むと、まずこの『ドメイン紛争』に巻き込まれます。
『ドメイン』は売買できる、不動産であることを再認識いただき、適正な知識と管理をくださいますようご案内申し上げます。

余談ですが、サークルKサンクスのドメインが、6000万円で落札されたという衝撃的な報道がされました。(2019/08)
ドメインには、価値があることを全国的に認識させられた記事です。

契約を見直しドメインは所有権移転を

どのような事業者でも、倒産や廃業はいつ訪れるか分かりません。
『ドメイン』は、他者に渡ってしまうと取り戻すことは非常に困難です。
まして、数年以上も利用したものなら尚更です。
制作事業者に相談し、すぐにでもドメイン所有権を移転してください。
(移転手続きの手数料は最大でも1万円程度です。それ以上ならボッタク業者で間違いありません。)

弊社エクスリンクでは、取得方法の指導はさせていただきますが、必ずドメイン&サーバーについてはご依頼者様に取得いただいております。(制作打ち合わせ時に、そばについて取得させていただいております)
これは、ウェブサイトからの集客を行う上で一番重要なポイントだからです。
弊社とご契約いただく事業者様には、本件は完全無償で取得サポートをしております。
是非、お気軽にご相談ください。